「妊娠したいならコレステロールを上げなさい？！」の事実とは？

こんにちは！村田です。

妊活といえば、健康的な食事が大切というイメージが強いですが、
「コレステロール」が妊活の成功に影響を与えると聞いたら、
驚く方も多いのではないでしょうか？

コレステロールと聞くと「高いとよくない」と思われがちだけど、
実はホルモン生成において重要な役割を果たしているのです。

今回は、妊活中に知っておきたいコレステロールの意外な働きと
健康的な摂取方法についてご紹介します。

コレステロールの基本的な役割とは？

そもそも、コレステロールとは、細胞膜を作るために欠かせない成分で、
体内で重要な働きを担っています。

コレステロールが妊活において重要な理由

妊娠に向けて体を整えるためには、性ホルモンのバランスが
整っていることが大切です。

この性ホルモンの生成には、
コレステロールが材料として必要不可欠なのをご存知ですか？

特に、性ホルモン（エストロゲンやプロゲステロンなど）の
生成に関わっていることが注目されます。

これらのホルモンは、女性の生殖機能や月経周期、
妊娠力をサポートするために欠かせないものなのです。

コレステロールが不足すると、以下のような影響が
妊娠力に関わってくることが考えられます。

妊活に必要な健康的コレステロール

ここでは、食事や生活習慣の観点から、
コレステロールを意識して増やす方法を紹介しますね。

良質な脂質を摂る

• 卵黄
  卵黄はコレステロールが豊富で、栄養もバランス良く含まれています。
• 青魚（イワシ、サバ、サンマなど）
  青魚には、コレステロールの代謝を助けるオメガ3脂肪酸も含まれているため、
  バランスよく摂取できます。

効果的にコレステロールをとるには？

コレステロールを効果的にとるためのポイントは「たんぱく質」です。
コレステロールはたんぱく質と脂肪が結合して出来たもので、
たんぱく質がないと体内を移動できません。

たんぱく質が含まれる食材を一緒に、摂取することを心がけましょう。

ストレス管理をする

ホルモンバランスはストレスに大きく影響されます。

ストレスが高まると、性ホルモンの生成に必要なコレステロールが
ストレスホルモン（コルチゾール）に使われてしまうため、
妊娠力が低下するリスクがあります。

適度な運動や趣味の時間を設けたり、リラックスモードを心がけましょう。

低コレステロールのリスク

一般的にコレステロールは「高すぎると健康に悪い」とされていますが、
低すぎても問題が発生します。

低コレステロール症になると、ホルモン生成に支障をきたしやすくなるため、
妊娠を望む女性にとってはデメリットも多いのです。

特に、無理なダイエットでコレステロールが不足すると、
生理不順や不妊の原因になりかねません。

生理が止まったり、整理があっても排卵してないということにも
つながることもあるので、注意してくださいね。

コレステロールを健康的に摂る簡単料理

簡単に、すぐ作れるから、今日からやってみてくださいね。

卵料理

卵は、タンパク質もコレステロールも入っている優等生な食材。

朝ごはん、納豆に生卵をいれた卵かけご飯は、
大豆タンパクもとれていいですね。

ゆで卵だと、あまり量が食べられないという人は、
半熟卵や温泉卵で、ツルッと食べてみて。
消化にもよいので、食べやすいですね。

お味噌汁やお汁を温めて、
溶いた卵をいれたかき玉汁も、
かんたんにプラスオンできて便利ですよ。

さば料理

さばの一押し料理は、さばそぼろです！

お肉じゃなくて、さばの身をスプーンでこそげとり、
ごま油に生姜を入れて炒めて、酒、みりん、醤油、味噌で味を整えます。

お好みで、ネギや人参のみじん切り、ごまを入れます。

常備菜として冷蔵庫にいれておいて
ごはんの上にのっけて召し上がれ！

コレステロールの善と悪

じゃあ、なぜコレステロールは下げなきゃいけない！
ということになっているのでしょうか？

簡単に解説しますね。

コレステロールは血管を通って身体のすみずみに届けられ

という重要な役割を担っていますが

LDLは、全身に届けられるコレステロールの材料。

ただし、LDLは増えすぎると血管の内壁を傷つけ、動脈硬化の原因となります。
これが、「悪玉コレステロール」と言われる所以です。

そこで・・・

なので、血管を傷つけないように、過剰なコレステロールを
肝臓に戻すお掃除の役割をするのがHDLコレステロールというわけ。

お掃除してくれるから「善玉」なんですね。
ですから、健康診断では、LDLの値は高すぎず、
HDLの値は低すぎない方がよいのです。