家族の健康と絆を大切にしたいあなたに、考えさせられるフランスの話題作
こんにちは、村田です。
「安楽死」をテーマにしたフランス映画を見てきました。
ずーんと、心に残るいい作品でした。
複雑な気持ちで
「生ききる」意味を考えさせられました。
タイトルは
「すべてうまくいきますように」
川崎にある、小さな映画館に行きましたが、
午前中にもかかわらず、混んでいて少し驚きでした。
ソフィーマルソーが主人公です。
突然、父親が脳梗塞で倒れ
一命は取りとめたものの、麻痺が残りました。
美術商を営む父は、変わり果てた自分の姿に落胆し
「終わらせたい」と娘に告げます。
流動食を食べさせてもらうのがやっとの状態が、
スイスに行けば、安らかにに逝くことができると知り
人生の目的ができたかのように、回復していくのです。
ですが、安楽死への意思は堅く
スイスに向かうまで、半年以上の歳月
様々な家族の人間模様が描かれた作品でした。
父親の望むことに不本意ながらも協力する中で
生きる喜びが湧くことを願う。
一人ひとりの価値観が違う中で、悩みながら
それぞれが、最善と思う行動をしていきます。
どんな形であれ
愛あることには変わりないというメッセージが
伝わってきました。
合法的に安らかに逝くために
どのようなプロセスが安楽死に必要か、
そこに関わる人々についても
生々しく描かれています。
個人的に感じたことは、
元気のために
日頃から「自分で自分を幸せにする」ことの大切さ。
食事を含めた生活習慣は大事ですが
元気のためにできることは、実は3割くらい。
残りの7割は
「考え方」が占めているのかもしれません。
誰かを憎んだり、許せなかったり、辛く当たったり
過去の辛い思いを辛いままで、今を生きるのはよくあることです。
そうなるには、そうなる理由が隠されています。
元気につながっているためには
無理なくご機嫌でいられる考え方を持つ
その選択肢を知っているということ。
考え方の視点を
変える、ずらす、整理する、立ち止まる。
もっとも大切なことは、できなかったとしても
そんな自分をまるごと受け止め、許すこと。
時に、疲れている、身体の症状が辛いなら
そう思えないことも多いものです。
そんな状況を支えるために、
「漢方はその一つ」として存在すると思っています。
ちなみに、実話をもとにした映画でした。
日本では積極的な安楽死は
法律で認められていませんが
「生きること」と「延命医療」の間には
まだまだ、課題があります。
そうなる前に今できることを
楽しく、取り入れていきたいものです。
P.S.)
今回は、社会人になった息子から誘われて
どんな内容かは知らずに行ったのですが、
思いのほか、楽しめました。
小さな映画館で観る映画も
いいものですね。
また行きたい映画館になりました。
では、また。