漢方理論:体調改善に「自分でできること」とは?【簡単とはいえないけど、重要かも】
こんにちは!村田です。
体調がすぐれないときの
自分でできる、漢方的な考え方を
お伝えしたいと思います。
当店では、
- 疲れやすいです
- 集中力がなくなってきたかも
- 眠れてはいるけどスッキリしない
というお悩み相談、たくさんいらっしゃいます。
一人で悶々と「どうしたらよいのか…」
と不安に思っている時には、
「誰かにすぐに伝えられる」
というのは、けっこう重要と考えています。
- 自分の状況が整理できる
- 共有できたことで安心感が生まれる
- 結果として、自律神経が整うことにつながる
ということが、わかっています。
そこで、治療効果を高めるために
誰かに伝える時、大切にしたいことがあります。
それは…
「伝える順番」です。
特に、家族や身近な人に伝えるときに重要です。
私が思うに、うちのお客さまは
「無意識にそうできていらっしゃるなー」
と思うことが、よくあります。
これは、緊急ではないけれど
「慢性的に辛い症状が続く」場合に有効です。
例えば、あなたがこんな風に思ったとしましょう。
「今日も眠れなかったわー」
「体がダルくて、やんなっちゃう…」
「こんなに苦しい体調、
元気なあなたにはわからないよね。」
で、この言葉を思わずそのまま
家族に伝えたとします。
それを聞いた家族は、
あなたが「そう思ってるんだね」ということは認識できても
すぐに治すことは、できないです。
場合によっては
その言葉が愚痴のように聞こえて
家族も辛くなってしまうかもしれません。
あまり意味がないし、
相手にとって苦痛を与えるだけ
ということになりがちです。
「では、我慢して耐えればよいですか?」
というと、それも辛いです!!
提案は、
「伝える順番を変える」こと。
どういうことかと言うと、
自分にも相手にも、
よい感情が思い浮かぶことを
先に伝えてみてください。
うれしいこと
楽しかったこと
心地よく思ったこと
「そんなこと、一個もないです」
と言わないでね(笑)
些細なことでも
マイナスに思えることでも構いません。
マイナスなことからは
何かしらの学びがあるものです。
多くの方は、
治らない点だけにフォーカスしがち。
体調を改善したいのだから
当然といえば、当然です。
優先順位を上げて、先に伝えたいことは
「ここが治ってきたよ」
「いつもありがとね」
「あなたがいてくれるから頑張れるよ」
初めに、感謝の気持ちや
少しでも改善していることを伝えてください。
その後で、辛い状況を伝えてください。
病院でも、同じように
- ここはよくなった
- ここはまだ改善しない
- ここは悪くなっている
という順番で、伝えてみてください。
わたしが思うに、この順番が大切です。
「よくなったところが一個もなかったら、どうするの?」
それはそのまま伝えましょう!
病院は病状を把握するのが目的です(笑)
何が言いたいかというと、
日々の生活では
小さな幸せに焦点を当てながら
現状を客観的に把握する。
自然と、自分自身の治癒力をあげたいのです。
それを後押ししてくれるのが漢方です。
漢方では、病気の原因を
「邪(じゃ)」と考えます。
邪は、『外邪(がいじゃ)』と『内邪(ないじゃ)』
という二つに、大きく分類されます。
外邪は、体の外側からくる邪気。
例えば、
猛暑続きの天候や、
プレッシャーをかける上司が原因でおこる症状は
「外邪」です。
一方で、
自分の内から発せられる感情が原因で起こる症状を
「内邪」といいます。
「いつも体調が悪いワタシ」を言語化して
常に「悪いワタシ」という考えで占められると、
慢性的に感情がよどんで
治りにくい身体になると考えます。
例えば
「ワタシの体調のこと、誰もわかってくれない」
と思う感情が強くなると、
消化機能が低下し、
肌の老化が加速しやすくなると考えます。
「そうは言っても、具合が悪いのです。」
という事実もありますよね。
そんな時には
「おかげさま」の精神です。
「あなたのお陰で、今ここにわたしは在ります」
伝統的な考え方、素晴らしいですよね。
漢方を飲むことで
気持ちが巡って、そう思える方向に向きやすくなります。
自然治癒力を応援してくれるお母さんのような存在です。
着実に、改善していきましょう。
p.s.)
当店では、公式LINEで
ご質問を24時間受け付けています。
即答ができないこともあるのですが
回数無制限でご利用ください。
緊急時、「伝える順番」は気にせずで!!
伝えたい時に、いつでもどうぞ。
今日も、よい一日でありますように。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!