糖質と栄養:元気の秘訣を探るヒント
こんにちは!村田です。
「糖質」といえば、食べ過ぎが気になる方も
多いのではないでしょうか?
「食べ過ぎはよくないとわかっているけど
おいしい誘惑がいっぱい!」と思いますよね。
そこで、
今回はなぜ糖質の摂りすぎがよくないのか
その意外な一面に迫ります。
栄養学を知ることで、ダイエットに役立つだけでなく
日々の体調にも変化があるかもしれません!
なぜ、糖質を摂りすぎてはいけないの?
糖質は身体に必要な栄養素ですが、
ヒトの身体は糖質を貯めることができない
という特徴があります。
ちょっと見ていただきたいのですが
わたしが「面白い!」と思った図を紹介します。
これは、
食物とヒトの、水分を除いた「栄養構成比」です。
食物の約70%は糖質で構成されていますが、
一方で、
ヒトの身体には、わずか1%しか糖質がないのです。
ここでいう食物は、植物を表しています。
わたしたちの身体の中に、糖質が1%しかないなんて
ちょっと、意外ですよね!?
つまり、食べ物には糖質がたっぷりなのに
食べる側のヒトには、糖質を貯める機能が少ないのです。
この違いから、糖質の摂りすぎが血糖値上昇に
つながるのです。
そして、、
余った血糖は中性脂肪に変わるという事実が。
人類は、飢餓との戦いの歴史が長かったから、
余った血糖値を、おしっこで流すなんてことが
できないのです!!!
飢餓の心配をしなくてよくなった現代。
昔の人類には大切だった機能が、
糖質を摂り過ぎたくない理由のひとつに
なってしまいました。
しかしです!
ヒトの脳は、そのエネルギー源として
糖質を必要としています!!
だから、適度な糖質の摂取は重要。
糖質の多い食品を把握し、
バランスの取れた食事に工夫を凝らすことが
健康にとって大切、ということ。
なんとも、わたしたちは微妙なバランスで
健康が成り立っていたのです。
糖質の多い食品
ここで、糖質の多い食品を紹介します。
同じ糖質が入っている食品でも、
糖質の含まれる割合が違います。
どんな食材をよく食べて糖質を摂っているのか
時々食べる糖質食材はどんなものか、
この表から、確認してみてください。
この表の中には、昔の日本になかった食材が
けっこう入っています。
やはり、そういった食べ物は
血糖値が急上昇しやすいものになります。
そして、
糖質の量も大事ですが、一緒に食べる食材や
食品に含まれる栄養素も血糖値と大きく関連してきます。
家族をみて感じる、栄養の大切さ
歳を重ねると、あまり食べられなくなってくる
という方は、多いように感じます。
我が家の場合も、家族の血液検査をみてみると
タンパク質が不足していることがわかります。
「お菓子は食べられるけれど、
お肉や卵はあまり食べられない」という傾向の
高齢者の方も多いのではないでしょうか。
年齢を重ねると、頭は元気なのに
身体が思うように動かないと感じる方も
いらっしゃいますよね。
さきほど、糖質は少ししか貯められないと
お伝えしましたが、その貯める臓器が筋肉と肝臓。
身体に必要な時に糖質がないと、
筋肉にある糖質が使われます。
なので、食べているタンパク質の量が少なめだと
筋肉を分解していくのです。
だから自然と、筋肉量も減少傾向に…
元気な頭と元気な身体、両方を大切にしたいですね。
糖質は私たちの体に必要な栄養素であり、
過度な制限も避けるべきです。
しかし、摂りすぎても身体に貯金ができずに
脂肪に変化していきます。
ヒトの身体の糖質貯金箱は小さいけれど、
毎日必要なものだから、美味しくいただきたいものです。
P.S.)
日頃、栄養を気にして食べている方は
漢方の効きも早いのでは?と感じることも多いです。
その方のライフスタイルに合わせた方法で
無理なくできる食養生もお伝えしています。
気になる方は、ご質問くださいね。
わたし自身、「毎日の料理が楽しみ!」
というタイプではないので(笑)
日々、楽々健康レシピを開拓中です!!