妊活に「精」を蓄える、意外な漢方薬とその理由(流産予防にも)
こんにちは!
村田です。
妊活に漢方はいいかも!?と相談いただく方の中には、
「精力を上げるよいものはありませんか?」
というご質問も多いです。
今日は、『精』を生み出す漢方薬についてお伝えします。
精を生み出す臓器
漢方では、精を司る臓器を「腎」と考えます。
「腎」と書いても、腎臓だけでなく成長や生殖機能を司る臓器なのです。
東洋医学の古典『皇帝内経(こうていだいけい)』には
女性は体のリズムが7の倍数で変化するという記述があります。
7歳ごとに体の機能が節目を迎えるという意味です。
具体的には…
・7歳で髪が伸び、歯が生え変わり
・14歳で初潮を迎え
・21歳で女性として体が成熟期を迎え
・28歳で女性として体がもっとも成熟し
・35歳で女性機能の老化がはじまり
・42歳でシワが目立ち、白髪が増え始め
・49歳で閉経を迎え肉体的に衰え始める
というものです。
女性の身体が28歳でピークを迎えるという点や、
一般的な閉経年齢においても
現代でも当てはまることがわかります。
この年齢による機能の盛衰を『腎』と考え、
衰えを補う薬を『補腎薬』といいます。
老化を遅らせるための
アンチエイジングともいえる薬です。
35歳で、女性機能の老化がはじまるとされ、
補腎薬は必ずお勧めしています。
ちなみに
男性は8の倍数でリズムが変わると考えます。
なんとも面白い考え方ですよね。
男女ともにお勧めの
若返り漢方ともいえるのが、補腎薬なのです。
最高の補腎薬とは
補腎薬にはいくつか種類がありますが
最高の補腎薬は「鹿茸(ろくじょう)」です。
鹿茸とは、まさに鹿の角が原料になります。
「鹿の角を飲むのですか?!」
と、よく驚かれるのですが
そうなのです!!!
奈良時代から
天皇や貴族が薬猟(くすりがり)といって
鹿の角を薬として採っていた行事の記録もあります。
香港や台湾では、漢方薬店の看板に
「人参鹿茸荘」と書かれていて、
薬の代名詞になっています。
鹿の角は1年周期で生え変わり
自然に角が落ちます。
鹿茸は、その落ちた角を使うのではなく
生えはじめの、角の毛がふさふさしている
生温かい角を切って使います。
骨化する前の
元気の源がギュッとつまった角は
腎を効果的に補ってくれるのです。
補腎の作用とは
当店の鹿茸は、医薬品として
厚生労働省から認可されているものを使っています。
鹿茸の作用としては
男性ホルモン、女性ホルモンを活発化し
生殖機能を改善してくれるだけでなく、
慢性病の滋養強壮をはじめ、
やる気がでない、かすみ目、めまい
下痢などの症状にも効果的です。
筋や骨を強くする作用もあります。
体の中からじんわり温める作用があるので、
のぼせやすい人には
別の補腎薬をおすすめするか
服用量を少なくしてお飲みいただきます。
補腎薬の種類
鹿茸製剤の種類については
品質は様々です。
中国産の粉末鹿茸が販売されていることもありますが、
何が原料なのか不安なので、お勧めしません。
信頼できるメーカーから購入するのが安全です。
以前は鹿の角をそのまま購入して、
焼酎に漬けていただいたこともありました。
最近では、品質のよい鹿茸そのものが
なかなか手に入りません。
当店では、カプセル剤か粉薬の
鹿茸製剤をお勧めしています。
鹿茸の量が多いものは、カプセル剤です。
粉薬は、鹿茸の他にもプラスされた生薬が
体に潤いをもたらす成分です。
その方の症状や体質、
他に併用する漢方によっても
お勧めしたいものが違ってきます。
補腎薬が効果的な人って?
次のような方には、特に鹿茸をお勧めします。
・35歳以上で、赤ちゃんを望む方
・やせの大食いタイプ
・胃にぽちゃぽちゃと水がたまる音がする方
・食後に眠くなる、または食後に膨満感がある
・軟便ぎみ
・季節の変わり目になると、体調を崩しがち
・水仕事、冷える環境で働いている
・夏バテしやすい
・お腹が冷たい
・足が冷えて寝られないこともある
・冷えに弱い など…
流産が不安と思う方に
ちなみに、妊娠中の方にこそ
赤ちゃんが健康に育ってくれるために
飲んでいただきたいのが鹿茸になります。
妊娠したいけれど、
流産を繰り返していて不安…
と思う方には、
妊娠中に飲み続けていただきます。
無事に赤ちゃんが育つための
お母さんの身体づくりに
たいへんお勧めなのです。
効果的な補腎薬の飲み方
補腎薬は、最低でも4ヶ月継続いただける方にだけ
お譲りしています。
短期間で飲むのをやめてしまうと
補腎の効果が発揮されず、もったいないのです。
服用量は少ない場合でも、
細く長―く、飲み続けていただくのがお勧めです。
じんわり効いてきてくれます。
逆に、量をしっかり飲んでいただけると
1〜2ヶ月で効果を感じられる方が多いです。
顕微授精を最初から勧められるような
男性の方でも、2ヶ月ほどで改善が認められて
「クリニックから褒められました」
というお声もあります。
まとめ
「精」を補う最高の補腎薬として鹿茸をご紹介しましたが
いかがでしたか?
当店では、鹿茸製剤をはじめ、
気になる漢方は『無料』でお試しいただくことができます。
あなたの体調や体質にあうものを、ご提案させていただきます。
「検討してみたい!」という方は、気軽にお声がけくださいね。
P.S.)
漢方的に考えると、
男性の方で「冷えが気になる」という方は
健康面でも要注意です!
妊活が目的という方でも、
これから続く長い人生を健康に過ごすために
今からケアされてくださいね。