気をつかうと疲れる、かんたん漢方理論

村田です。

先日、四国 徳島の
犬伏製薬さんを訪ねました。

創業1800年ということで、
今の社長の犬伏さんは、9代目。

老舗中の老舗メーカーさんです。

 

今回、犬伏製薬さんでは
貴重な生薬を見せていただき、
つくる様子を詳しく教えていただきました。

 

丁寧なお仕事をされている様子がわかり、
社長の伝統薬への熱い想いを
肌で感じることができました。

 

犬伏さんの主力商品である
「敬震丹」は、

江戸時代から変わらぬ形の
とても独特なお薬です。

大きさが1cmくらいの、
薄い正方形。

 

薬が正方形って、
めずらしくないですか?

 

世界でも、この形は敬震丹だけです。

この茶色い四角いお薬には、
「敬」の文字が刻印されています。

 

 

お薬の特徴は、
牛黄(ごおう)や麝香(じゃこう)
動物性の生薬が入っているのが特徴です。

 

当店では、うつ状態、うつっぽいと感じられる方で

抗うつ薬はできれば飲みたくない、、、

という方に、必ずお勧めしています。

 

敬震丹の四角い形には、

理由がありました。

 

四角いがゆえに
すぐ飲み込めないので

噛んで、味やにおいをあじわう必要があります。

おすすめの飲み方は、

前歯で噛んで
味やにおいをしっかりキャッチして
効果を高めてみてください。

 

香る成分がたくさん入っている
「気つけ薬」です。

 


気つけ薬って、何?

って、思いますよね。

 

昔の言い回しは、
西洋医学を学んできたわたしにも
謎が多い言葉が多いです。

 

気つけ薬は、
気を巡らせる作用があります。

 

うつっぽい状態も改善するし、

熱を下げる作用もあるのです。

 

 

つまり、

 

気の流れがつまってしまった状態を
流す作用があります。

 

 

そもそも、「気」とは何か?

 

一般的には、
「目に見えないエネルギー」と
説明されているのですが、

 

最近、脳でつくられる
ATPという物質が
「気の正体」なのでは?と考えると

すべてがうまく説明できるようです。

 

 

ATPは、エネルギーをつくりだすのに
使われている物質です。

 

 

ATPを活性化することができると
元気になれるのです。

 

漢方的に考えると、、、

・気を増やす

・気を巡らす

 

元気になるには、このふたつが大切です。

 

 

漢方では、
気がつくられ、まわることで、
血と水がつくらると考えられています。

 

 

車に例えると、

・気は運転手。

・血はガソリン。

・水はラジエーター。

 

ガソリン満タンで
ラジエーターに水が満たされていても、

運転手である「気」が
車に乗っていなければ、車は動くことはありません。

 

運転手が、ぼーっとしてても
うまく動きません。

 

うつ状態で体も心も動かない時には、

 

まずは気をプラスしてあげてから、

巡らせる。

 

この二段ステップで、うまく動き始めます。

この気を巡らせるのに、
敬震丹は即効で、働いてくれるのです。

 

気をつかえば、気がなくなります。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
気を補って、まわす。。。

補って、まわす。。。

 

自然と巡るサイクルをつくれば、
体全体がうまく回る仕組みです。

 

あなたは、
「気」をつかいすぎていませんか?

徳島、犬伏製薬さんの9代目社長と記念写真
創業1800年、敬震丹の看板。「なんでも鑑定団に出せそうですね?」と社長に言うと、徳島で収録されるとき、一瞬考えたとか…(笑)

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