なぜ、ジャンクフードを食べたくなるのか?【意外とキケンな対策】
こんにちは、村田です。
高脂肪・高糖質の食品には
「中毒性」があるって聞いたことありますか?
その詳細な理由は諸説ありますが、
これらの食べ物を食べ過ぎると
体重が増えていくことは確かです。
肥満になると脳内ドパミン神経系の働きが
変化することも分かっています。
この変化が、
太りやすい体質にしているのか?
肥満になったことで起こるのか?
欧米型の食事に直接関係あるのか?
ということは、まだ分かっていません。
ドイツの研究者たちが、健康な人たちを対象に
高脂肪・高糖質のヨーグルトを食べるグループと
低脂肪・低糖質のヨーグルトを食べるグループに分けて、
8週間にわたって食べさせた研究があります。
その後、どのような食事を食べたくなるのか?
ということを調べた研究なのですが、、
高脂肪・高糖質を食べたグループは、
低脂肪・低糖質を食べたグループと比べて
低脂肪の食品に対する嗜好性が有意に低下して、
低糖質の飲料に対する欲求も低下していました。
つまり、、
脂っ気が多くて、糖質をたくさん摂っていると
いわゆるヘルシーな食事を
あまり食べたいと思わなくなっていく、、という流れですね。
一方で、
高脂肪・高糖質な食品の代表である
ミルクセーキに対する神経反応は
高脂肪・高糖質を食べたグループで増加し、
ミルクセーキを飲んでいるときに測った
神経反応も増加。
高脂肪・高糖質の食品を繰り返し摂取することで、
嗜好性の高い食品への反応が高まるように
「脳の神経回路が変化」することが示されました。
著者らは、肥満を抑制するためには、
高脂肪・高糖質の食品の摂取を減らす
食の「環境」が極めて重要であると結論づけています。
健康的な食習慣を維持するためには
食品栄養価のバランスだけでなく、
日頃の食習慣が
味の好みに大きく影響を与える。
毎日、食べるものに
気を配ることが大切ということを
新たな視点で気付かせてくれました。
お菓子は食べたいけれど、
毎日ほんの少しだから大丈夫!と
思われる方も多いのですが、
「毎日少しづつ」のお菓子は
意外とキケンかもしれません。
私の実体験として、
日頃、お菓子は毎日食べたいと
思わないのですが、
一旦、食べ始めてしまうと
毎日、頭にお菓子の味が浮かんできて
よく買っていたことがありました。
正直、食べた翌日は
体調はよくないんです。
吹き出物ができたり、
便通に影響したりしてました。
この状態を「中毒性」というのでしょう!
その裏付けともいえる研究なのかな、
と思いました。
どうせ美味しいお菓子を食べるなら
「たまの贅沢」として、高品質なお菓子を
選ぶのをお勧めしています。
毎日ジャンクフードを食べていると
身体によくないかも、、と思いながら
毎日食べたくなってしまうのは
自然なことなのですね。
身体の疲れ、メンタル、不妊、、
体調を改善したいときには
改めて、見直してみたいですね。
P.S.)
健康的な味覚に自分を変化させていく、、
そんな目的で飲んでいただくサプリもあります。
興味のある方は、お声かけください。
参考文献:Cell metabolism.2023 Apr04;35(4):571-58 Sharmili Edwin 他