横浜 つむぎ漢方薬局 プロフィール ~半生を振り返って~

ネクラだったかもな幼少の頃

幼いころから母が重度の喘息で、
発作が起きるたびに強い薬が入った吸入剤のポンプを
手で押すのをいつも手伝っていました。

母が入退院を繰り返すたびに親戚の家に預けられ、
一人っ子だったこともあり
本を読むことで寂しさを紛らわせる日々。

 

よく読んでいた本は、小学館の「学習マンガシリーズ」。
特に「人体のひみつ」が大好きで繰り返し読んでいました。

血液は何からできてるの?
なんでおならは出るの?
食べ物はどうやって体の中を進むの?

ゆるキャラみたいな顔した細胞が
「ほんとに体の中にあるのかなぁ~?」
なんて信じていたものです。


小学校では、理科の先生にいろんな質問をして
「それは大学へ行って勉強しないと分からないことだから教えられないよ」といわれ
「わかんなくてもいいから、とりあえず教えてほしい!」
と困らせていたような子どもでした…

体のしくみに興味があったのと、
実験が大好きで、化学の勉強が好きだったことから
薬剤師になりたいと思い薬科大学に入らせてもらいました。

意外と波乱万丈かもな人生

実は、私の父は小学校6年生だった夏に
肝臓がんで亡くなりました。

女手ひとつで育ててもらっていたので
学費の高い薬科大学へ入れてもらえたことには
本当に感謝しています。

「家から通える国立大学の薬学部は東大しかないから…」
と頼み込んで、私立を受験。
合格発表を母と見に行ったとき、
自分の受験番号を見つけて飛び上がって喜んだ私は

「日本一の薬剤師になるからね!」
と思わず言ってしまったのを覚えています( *´艸`)


大学卒業後は、「薬の開発の裏側が見てみたい!」と思い、
大正製薬㈱の医薬品開発部門に入社。

病院向けの薬に携わりました。

医薬品の開発は莫大な資本をかけて、
実験に実験を繰り返し、
10年以上もの長い時間をかけて作られる現場を
間近でみることができました。

結婚後は夫の転勤にともない
赴任地で調剤薬局に勤務。

のべ35,000人以上の
服薬指導にあたらせていただきました。

そんな私が
健康について独自の視点で考えるようになったのは、
母の出来事がきっかけでした。

人生の転換期

ある日突然、母は大腸に穴が開く
「大腸穿孔(だいちょうせんこう)」
という状態で緊急手術することに。

その翌日に
大好きだった母は亡くなりました。


お葬式も済ませ、落ち着いたころ、
お世話になった執刀医の先生に
ご挨拶に伺いました。

その先生は丁寧に病状を説明してくださり、
このような病状になった原因は
やはり、薬の影響もあったであろうということにも触れていました。

「なるべく薬を飲みたくないんだよね」
と漏らしていた母に、
薬剤師として何もできなかった悔しさ、悲しさに打ちひしがれました。

生前、母は「お腹が張って苦しい」と悩んでいましたが、
便秘を侮ってはいけないということも痛感。

その後、5人目の子どもを妊娠した時
「自宅出産」という方法が頭にうかび…

家族全員に見守られ出産するという
現代では珍しい体験ができました。

その部屋は、生前母の部屋だった和室でした。

そのときの経験や助産師さんの教えから、
食事の大切さ、生活習慣、心の在り方も
身体に与える影響は大きいということを実感。

私の人生の転換点ともなった
助産師さんとの出会いだったのでした。

そして、、、
西洋薬には体を冷やす薬はあっても、
温める薬はない。

だから、
冷えが原因でおこる悩みを抱えている人や
薬を常用している人は、

温める薬のある漢方薬を「正しく使う」ことで
「からだ全体のバランスを整えることが健康への近道なのでは」と感じ
薬や健康に対する考え方の方向転換をしていきました。

漢方薬を本格的に学ぼうと思い、
中国人の中医師が経営する漢方薬局に勤務。

日本東洋医学会に所属し、
学会や研究会にも参加したり、
台湾の漢方薬局を視察する機会にも恵まれました。

もっとたくさんの人に漢方の素晴らしさを
知ってもらいたくなって、
健康セミナーや、料理教室も開くように。

そうしているうちに、
「病院へ通っているのですが、なかなか改善しません。」
「体調は悪いのに、病院では異常ありませんと言われて心配です。」

というご相談をたくさんいただくようになりました。

もっとご相談いただく方の力になりたい…
というフツフツとした気持ちから、

家族の協力もあり
小さな漢方薬局を開くことに。

私のアドバイスで
喘息や不眠、
皮膚の湿疹も改善される様子をみると

漢方薬って現代のように病気の仕組みが分からない時代の医学であったのに、
何千年も前から伝わっている考え方が今でも応用できるなんて
不思議ですごいことだな…と実感します。

今、飲んでいるお薬がある方は、
お薬を無理なく少しずつ減らすことも可能です。

赤ちゃんができにくい体だと
医師に言われていたお客様が漢方薬を飲んで
1ヶ月で「妊娠しました!」とご連絡いただけた時は、
本当に嬉しい瞬間でした。

何度も流産されていた方が、
今回はとても順調です!
というお声を聞くたびにとても安心します。

漢方相談をうけて、いつも思うことは
「心の整え方が得意な方の効果は高い」
ということです。

やるべき行動・思考が「少し」変わるだけで、
みるみる体質が変わる方もいらっしゃいます。

自分の中の、ほんのささいだけれども
ずっとモヤモヤしていた思いをそぎ落とせると
「そういえば…」
という感じで体に良い変化がうまれています。

私自身、寂しい思いと自尊心の欠如に悩み
克服した経験と、漢方医学の学びから、
セミナーや講演では
「自分のココロを整える」ことの大切さをお伝えしています。

漢方相談で心掛けていることは、
相手の自信と自立心を引き出すこと。

「自分で自分を癒せるカラダづくり」をサポートさせていただくことが
私の使命と思い、お話を伺わせていただいております。

調剤薬局に勤務していた頃、
処方箋にびっしり書かれた薬の数々…

片田舎のほのぼのした薬局だったこともあって
「お薬を飲むだけでおなか一杯になりそうだね~」
なんて、事務さんと患者さんとのやり取りが聞こえてきました。


私の母の処方箋も、やはり薬がびっしり並んでいました。

多くの薬が開発されたからこそ、
つらい体調が整うし、命が救われることも多い。

しかし、自分自身のココロを整えることができれば
生活習慣も整い、
薬に頼らず済むことも多いはず。


漢方薬からも卒業できるセルフケア
&ココロの整え方。

そんなことも交えたお話をさせていただいています。


【経 歴】
昭和薬科大学薬学部生物薬学科卒業

大正製薬株式会社勤務
医療用医薬品事業にて、旧 厚生省 窓口
非ステロイド性抗炎症剤ロルカム承認申請業務を担当。
提携販売企画、立案、交渉、
骨ペースト材料契約締結に携わる。

調剤薬局勤務
6年間で4店舗の調剤薬局からヘッドハンティングされる。

漢方専門薬局勤務
台湾漢方薬局視察

募集から1時間で30名が満席の
フルーツ酵母の味噌づくり教室をはじめ、
腸内環境を改善する「ベジ酵母」健康セミナー
天然酵母ぬか床教室

プリンスホテル総料理長とのコラボで
料理教室シリーズ
~フレンチ・和食・中華・スイーツ~
を開催。

みんなのキッチン主催イベントにて
「ベジ酵母カフェ」を出店。
味噌フォカッチャ&味噌ポタージュ完売

国土交通省職員向け健康研修資料に協力

管理栄養士国家試験合格対策本 共著

横浜市主催の女性向け起業セミナーにて講師を務める。

日本の医療をより良くする健康ビジネス経営者を対象にした
コンサルティングと経営塾(つむぎ塾)を主催。

【ラジオ出演】
エフエムサルース
エフエム横浜
日本放送

株式会社ナチュラル・スパーテル 取締役
つむぎ漢方薬局 管理薬剤師

日本東洋医学会
日本漢方協会 所属

現在に至る。

長文を読んでいただき、ありがとうございました(*’▽’)

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