妊娠中に飲んでいい & 飲まないほうがよい漢方薬と、その理由
こんにちは! 村田です。
昨日、
妊娠反応(+)陽性になったお客さまから
妊娠中の漢方薬についてご質問があったので
こちらでもご紹介したいと思います。
妊娠中に飲むとよい漢方薬
わたしのところに相談にみえる方は
妊娠しにくさを感じるだけでなく、
流産や不育症に悩む方も多いのですが、、
漢方を飲んでいただき
せっかく授かった命のために
おすすめしたい漢方薬があります。
血と水を整えるために
妊娠中は、
補血(ほけつ)と利水(りすい)作用のある
漢方薬を飲んでいただくことが多いです。
赤ちゃんのためにも、血流たっぷりの状態で
水の流れを偏りなく満たす目的で
安胎薬(あんたいやく)に分類される煎じ薬を
おすすめしています。
何度も流産をしている方は
メンタル面が気になることもあり
安心できる漢方を服用いただくことも多いです。
つわり対策に
妊娠初期に、
つわりで吐き気がすることは普通ですが
辛くて耐えられないときには、漢方も役立ちます。
精神安定も兼ねた、つわりの漢方薬を
様子をみながら服用されてみてください。
貧血対策に
赤ちゃんが大きくなるにつれ
貧血に悩む方も意外と多いのですが、
ミネラルをバランス良く含んでいる漢方を
妊娠中に飲んでいると、
赤ちゃんに栄養が満たされるだけでなく
お母さんがラクに過ごすことができます。
漢方薬でも、妊娠中に飲まない方がいいもの
妊婦に禁忌とされる生薬は、
昔から伝わるものが、いくつかあります。
血流を改善する生薬は、
子宮収縮作用があることから
妊娠反応が陽性になったら、
念のために中止して
必要のある方には安胎薬に変えていただいてます。
妊娠しやすい身体づくりに
血流を改善する「駆瘀血薬(くおけつやく)」
と呼ばれる漢方薬は、とても有効なのですが、
妊娠反応(+)陽性になったら、念のため
服用中の煎じ薬を中止していただくよう
お客さまに、お伝えしています。
昨日、妊娠反応(+)陽性が判明したお客さまからは
「手元に残ってる煎じ薬、どうしましょうか、、、」
というお問い合わせが。
この方にも、駆瘀血薬を服用いただいていました。
当店の煎じ薬は
常温で30日、
冷蔵保存で90日は保存できます。
産後に服用いただけると良い
漢方薬にはなりますが、
出産時までは残念ながら日持ちしません。
なので、、
「残った煎じ薬は、せっかくなので旦那さんに
記念で飲んでいただいてもよいですよ(笑)」
とご提案しています。
男性のお身体にもよいものですから、
「こんな煎じ薬を飲んでたんだー」と
よろこびながら味わっていただける(!?)
よい機会かもです。
(無理強いは、できませんけどね、、)
無事に赤ちゃんが生まれるために…
妊娠中、安胎薬を飲んでいただいても
100%の成功をお約束することは
残念ながらできません。
ですが、、
流産経験を繰り返していた方は
試す価値があることを、お客さまの声から実感します。
そんな方は、
できれば妊活中から体質改善のために
漢方薬・煎じ薬を3ヶ月は飲んでいただいてると、
より安心できるように感じています。
妊娠できるのも
無事に赤ちゃんが生まれるのも、
じつは、当たり前のことではありません。
一定の割合で、流産してしまうことは
今も昔も変わらず。。。
そんな話は、
お友達に気軽にすることもできないので
苦しい思いをしてる方が
ほんとうに多いと感じます。
流産、不育症の悩みは、
ご本人でないとわからないほど
辛い思いをされている方も沢山いらっしゃいます。
もしも、そんな方が身近にいたら、
「漢方という選択肢もあるよ」と
お伝えください。
まとめ
妊娠前、出産後には駆瘀血薬で血流改善。
妊娠中は、血と水をたっぷり保つ漢方薬で。
少しでも、ゆったり過ごせるとよいですね。
当店では、病院では処方できない漢方薬を
多数、取り揃えています。
どうぞ、お大事にしてください。