妊活のホントの本当の目的って?

夫と肝心な話ができないのには訳がある

夫と口論になったとき
一方的に話をそらされてしまう原因は心拍数にある。
そんな研究結果がアメリカで発表されました。

 

先日、妊活のことで相談があった方のお話。

この方は、ご主人と妊活のことで話をしようとすると
「なんとなく話をそらされてしまって
きちんと話ができないことがある」と…

 

この方に限らず、夫婦の会話って
深いことをきちんと改まって話すのは
勇気がいることもありますよね。

旦那さんに話をそらされたり

一方的に話を変られてしまったりする
本当の理由…

 

それは

男女の進化の過程で獲得した違いが原因になっている。

という、アメリカの研究結果があります。

 

「妊活のことで悩んでいるのは私だけ」ではなく、
旦那さんも自分なりに悩んでいるという
胸の内が聞こえてくるかもしれません。

 

意外な心拍数の変化

実験的に夫婦がお互いの不満をうちあけてもらい、その様子を観察すると…

夫婦が口論になった時、
方的に話を打ち切るのは「85%が男性」なのだそう。

それには、心拍数が関係することが実験の結果でわかりました。

夫婦の会話が口論になったとたん、
夫の心拍数は、70だったものが突然100を超えます。

口論がストレスになっているという証拠です。

一方、妻の心拍数は
口論になっても70前後でほぼ変わらず。

「女性は感情的だ」とする通説は、
心拍数から見るとその限りではないようです。

 

ヒトの歴史を振り返ると、
母乳を与える女性は、ホルモンの影響で
心拍数が上がってもすぐに下がりやすい。

しかし、狩りを担う男性は、常に警戒心を保つ必要がある。

すぐに攻撃態勢に入るれるように体が進化してきたというのです。

狩りをしなくなった現代でも、
男性は批判されることを「攻撃」と受け止めがちになるために
心拍数が急上昇。

落ち着くのにも時間がかかります。

すると、どんな行動に出るのか。

心拍数が100を超えると
突然会話を打ち切る行動にでるのです。

攻撃を受けて、身に迫る危険を感じると
衝突を避けるために、本能的に会話を打ち切るという。

こうした進化で獲得した違いが、
男女のすれ違いの大きな原因になっているという結論。

あなたは思い当たるフシがありますか?

妊活のホントの本当の目的

妊活の話題に限らず、
夫婦はさまざまな局面で話し合い、
うまく意思疎通ができないと感じることが多いのではないでしょうか。

「妊活」といったら、
女性が基礎体温を測り、排卵検査薬を使い、
カラダによい食事や温活もがんばる。
葉酸サプリメントも話題ですね。

そして、不妊クリニック検査や治療。

 

「女性が頑張れ!」という内容が主流になっています。

カラダ全体の体調を整える意味では、
漢方薬もぜひ取り入れてほしい!

いずれにしても、女性が主体で頑張らなくてはいけないことが多いですね。

すると「夫は悠長に構えて…」という気持ちも湧いてきます。

 

妊活の目的は「赤ちゃんを授かる」こと。

しかし、私の考える「本当の妊活の意義」はもっと大きな目的が隠されていると思います。

それは、「本当の夫婦になる大きなきっかけ」になるということ。

何も悩まずに赤ちゃんが授かる夫婦も多い中、
妊活で大きく悩まれる夫婦は、
赤ちゃんを授かる前に
本当の夫婦になれるチャンスが早く来たと考えることができるのです。

妊活では、お互いの深い悩みに触れることにもなります。

「本当のあなたの悩みを理解したい」
ということを繰り返し伝える。

相手のペースを受け入れ、自分の気持ちもきちんと伝える。

 

お互いにこんな意思をもって話し合うチャンスができれば、
これからの夫婦生活もより充実してくるのではないでしょうか。

長い人生、夫婦には様々な問題が生じてきます。
それらを乗り越えてゆくための第一歩になることは間違いありません。

 

*ちなみに、「夫と妊活のことをきちんと話せたことがない」という相談者さまには、

まずは旦那さんと打ち解けるためのヒントについてお話をして、経過報告をいただくことにしました。

本当は、ご夫婦で漢方薬を飲んでいただきたいくらい、体調のことは気がかりな方でしたが、

これから着実に進まれるために、気持ちのわだかまりがほぐれてからと思ったからです。

 

年齢的に焦っていらっしゃる方だからこそ、このポイントを乗り越えて

軽やかな気持ちで漢方薬を始めていただきたい。

そんな思いでお話させていただきました。

 

後日メールをいただき、スッキリしたお気持ちで帰路につかれたようで、何よりでした。

まずは旦那さんと旅行にいく計画を立てられているそうです。

楽しみですね。

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