不妊かも?妊活で知っておきたい
漢方入門10選
【漢方・自然薬の種類-おすすめ】
「漢方が妊活にいいって誰かに聞いたから、気にはなっていた」というあなた、
「漢方って種類がたくさんあるし、妊活・不妊にはどんなものが良いのかな?」と思っていませんか?
そんな漢方初心者さんのために、
妊活・不妊の方に使われる漢方薬・自然薬のおすすめをまとめました。
不妊クリニックや婦人科、漢方薬局で使われている漢方薬を
5児の母&漢方薬局の薬剤師&健康に携わってまもなく30年になる経験をふまえて、「これはいいぞ!」というものをご紹介します。
漢方薬と言うと「時間がかかる」というイメージを持つ方も多いですが、わずか1ヶ月半~で妊娠される方もいるので驚かれます。
症状にあわせた漢方とその組み合わせがポイント。
おすすめ漢方を症状別で分けてみたので、
自分のタイプと照らし合わせてみてください。
妊娠に良い漢方薬ってどんなの?
漢方薬と言うと効くまで「時間がかかる」
というイメージを持つ方も多いですが、
服用してから1ヶ月半~妊娠される方もいるので驚かれます。
症状にあわせた漢方とその組み合わせがポイントです。
おすすめ漢方を症状別で分けてみたので、
自分のタイプと照らし合わせてみてください。
そもそも、妊活の漢方薬はこれだ!
という、誰にでも効く特効薬があるというよりは
今のカラダの不調を改善したり
体質を改善する漢方薬が、
妊娠への確率をグッとアップさせます。
妊娠して元気に赤ちゃんを産むためには、
カラダ全体を整えておくことが大切です。
妊活おすすめ漢方薬・自然薬10選
★印は、ツムラなど健康保険では対応していない漢方薬です
◎印は、当店扱いサプリメントです
それでは、ひとつづつみていきましょう。
1)当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
虚弱体質で貧血気味の方に。
妊娠した後の流産予防・安胎薬(あんたいやく)として昔から使われてきました。どちらかといえば冷え性で、疲れやすいタイプの人に処方されます。
婦人科の妙薬、総合感冒薬ならぬ、総合婦人薬といえるかもしれません。
2)温経湯(うんけいとう)
唇が荒れやすく、カラダの冷えがつらい方に。
阿膠(あきょう)というロバの皮を原料としてつくられた生薬が入っているのが特徴です。
ロバは、阿膠をつくるために乱獲されて、いまやとても貴重な動物となりました。本当に必要な方に届いてほしいと思います。
漢方では、皮膚の状態もよく見ます。一見関係ないことのようですが、カラダ全体を映しているともいえるからです。
3)加味逍遙散(かみしょうようさん)
イライラしやすくて、精神的に辛いという方に。
気分を落ち着かせて、自律神経を整えていく作用があります。
イライラがない不安定感には、加味逍遙散から山梔子・牡丹皮を抜いた「★逍遙散(しょうようさん)」がおすすめです。
こちらもスタンダードな婦人科漢方の処方薬になります。
4)★甲字湯(こうじとう)
血の巡りが悪化し、滞りぎみな方に。
顔に吹き出物が出やすかったり、歯茎の色が不健康な傾向はありませんか。
肩こり、頭重感のある症状にも。
比較的体力がある方向けの、血流改善の漢方薬です。
5)★香砂六君子湯(こうしゃりっくんしとう)
食欲がわかない、疲れやすい、胃腸をこわしやすいという方に。
まずは、体力をつけましょう。元気な赤ちゃんをはぐぐむための体力づくりからスタートです。
この漢方薬に含まれている縮砂という生薬は、妊娠つわり時に噛むと、すーっとして良いお薬でもあります。
6)★芎帰調血飲第一加減
(きゅうきちょうけついんだいいちかげん)
生理不順が気になる、生理痛も、、という方の、血の巡りを改善させる漢方薬です。残念ながら、健康保険適応の漢方薬ではありません。
知る人ぞ知る、22種類の生薬が配合された、瘀血(おけつ)という血の巡りを改善する定番の漢方薬です。
7)当帰四逆加呉茱萸生姜湯
(とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう)
冷えがなかなか改善しない体質の方に、おすすめします。
成分に含まれている呉茱萸(ごしゅゆ)はかなり苦い生薬ですが、カラダの中からあたためてくれます。片頭痛改善にも効果的な生薬です。
8)◎婦人宝(ふじんほう)
当帰(とうき)という、血を養う生薬が多めの市販薬。
甘苦~い液体の漢方薬です。温経湯にも入っている阿膠を含有。
爪が割れやすいという方にお勧めです。
血虚という血を補う作用に特化した、気軽に飲める漢方薬です。
9)◎海玉膏(かいぎょくこう)
「腎」を補う6種類の生薬が配合された、発酵エキス。
腎とは、生殖機能をつかさどる臓器。腎臓とはちょっと違う意味合いです。
漢方の材料を厳選した、世界唯一の発酵食品。
甜菜糖とハチミツで熟成されて、とても飲みやすいのですが、タツノオトシゴが入っています!(生薬名を海馬ーカイバといいます)
これが、「腎」を補う優れものです。
10)◎牡蠣肉エキス(ワタナベオイスター)
いま一番、妊活中の方に使っていただいてる人気商品。
妊娠に大敵な、過剰にたまる活性酸素を取り除く作用と、着床やホルモンのバランスを整えるための栄養素・必須ミネラルがバランスよく含まれています。
ストレスが原因で、知らぬ間に発生している活性酸素。アンチエイジングとして活性酸素を除去する必要性が知られていますが、卵子を守るためにも大切です。
牡蠣肉は、中国薬学の「本草綱目」にもその効用が記載されています。
豆知識としては、牡蠣の殻も牡蠣(ぼれい)という精神を落ち着かせる作用がある生薬です。「牡蠣も漢方」のひとつなのです。
(◎印は、当店で扱っているサプリメント商品です)
漢方薬・自然薬を選ぶポイント
今どき、いろいろ情報はあふれているけれど、どれが自分にはあってるのか分からなくて、、、
というお話、よく聞きます。
選ぶポイントとしては、日常生活で辛い症状がある方は、その症状を取り除くことを優先して選んでください。
それぞれの漢方にはおすすめタイプに特徴があるので、早めの妊娠を望んでいる方には、
例えば、、
「ワタナベオイスター」と「煎じ薬」というように、その人にあったタイプをサプリメントと組み合わせることで相乗効果が期待できます。
不妊クリニックの治療と併用できるの?
不妊クリニックでの過剰なストレスや体調を改善するために、高度生殖医療と漢方薬・自然薬を併用することはむしろおすすめします。
「子宮内膜が厚くなったと不妊クリニックで言われました。」
「高温期がしっかり続くようになりました。」
という声も、続々いただいております。
不妊治療がつらくて、一旦お休みするけど、それまで体調を整えていきたい方にもお勧めです。
結論、、妊活漢方に大切なこと
5児の母&薬剤師であり、二人目不妊を得意とする漢方薬局の経験からお伝えします。
まず、「妊娠できる気がしない。。。」という心の状態から
心も体もラク~になることが第一歩です。
そのために、体調を聞くだけではない「妊娠できそうな私」をつくる、妊活に大切な生活習慣をお伝えするカウンセリングをめざしています。
これは、高度生殖医療を否定するものではありません。
できれば自然に授かりたいという方は、まずは不妊クリニックで検査をしたあと、漢方治療を検討してください。西洋医学的に治療したほうがよいところが明らかにあれば、同時進行で治療していきましょう。
早い方では1ヶ月~
6ヶ月を目安に治療していただければと思います。
今回ご紹介した以外にも、不妊・妊活に使われている漢方薬はありますが、おすすめの漢方の種類を10選ご紹介しました。
特に不妊の原因がわからないまま、どうしたらよいか悩んでいるという方は、漢方薬・自然薬で、”カラダの中から”妊娠率をグッとアップさせてみませんか?
服用の際には、漢方薬に詳しい医師・薬剤師・登録販売者に相談ください。
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