こんにちは!村田です。
今日は、「え!そんなことも?!」という働きを発見できる、タンパク質のお話です。
人生まだまだ楽しみたい私たちに、大切な基礎知識。
知らない方も多いと思うので、大切なご家族にも教えてあげてください。
<タンパク質、筋トレをしない人にも「超」大切な理由>
健康診断で血液検査をすると、検査項目にあるのが「アルブミン」です。
これは、あなたのタンパク質量の指標となる数字。
なんと、タンパク質は、寿命と相関しているのです。
検査結果とこの表を照らし合わせて、
「わたしもアルブミン値は低い方だー!」
と思われる方は、意外といらっしゃるかもしれません。
なぜ、タンパク質と寿命は相関するのか。
それは、タンパク質が栄養をスポンジのように吸い取って、運んでくれる役割をしているからなのです。
スポンジが少ないと、身体中に運べる栄養の量が少なくなってしまいます。
また、薬や健康食品に敏感に反応して、効きやすくなる、副作用が出やすいという人は、タンパク質が少ないことが原因のことも。
お薬を運びにくいので、症状が出やすくなるのです。
<ファスティングが、時に逆効果な理由>
タンパク質は、食いだめができません。
日々食べて、日々代謝されていきます。
ファスティングは、解毒したいというときに腸をきれいにしてくれますが、タンパク質不足を取り戻すのに時間がかかるというデメリットも。
自分の体質に合っているか、専門家の指示のもとに実践するのをお勧めします。
ファスティングにも、方法はいろいろあると思います。
髪の毛や肌の艶にも影響がでやすいので、注意してください。
<犠牲になってくれるタンパク質たち>
タンパク質は、体の様々な臓器の材料ですが、足りなくなっている時には、命にとって大切なところへ優先順位をつけて、運ばれます。
産後は、母乳や体の修復のために必要量が増えるので、髪の毛が抜けやすくなりますし、抗癌剤で髪の毛が抜け落ちるのも、命に優先順位をつけてくれているからなのです。
タンパク質のことを英語でプロテインと言いますが、ギリシャ語で「プロティオス」が語源になっています。これは「第一番目」という意味で、一番目に大切な栄養素と昔から考えられていたのです。
タンパク質の役割には、その他にも以下の作用があります。
・性ホルモンの分泌を促し、性的能力を高める。
・生理不順を防ぐ
・更年期症状を防ぐ
・抗ストレスホルモンをつくり、ストレスから体を守る
子宮内膜は1ヶ月で生まれ変わりますし、血液細胞は120日で交換されます。
その材料になるタンパク質、不足しないようにしたいものです。
<タンパク質が不足する、意外な盲点>
しっかり栄養をとっているつもりでも、お薬を長期間に漫然と服用していると、タンパク質が不足しているのと同じような状態になることがあります。
例えばですが、胃酸の分泌を抑える薬を長期間服用していると、タンパク質を分解する消化液が常に少ないので、腸でタンパク質を栄養として吸収できなくなってしまいます。
すると、さまざまな不調につながりやすくなるのです。
ピルや、痛み止めに関しても、長期間の服用はリスクがあるということが考えられます。
本当に必要なときの服用に留めて、食事や漢方などで体質改善されるのをお勧めします。
<まとめ>
「良質なタンパク質を取りましょう」という言葉はよく聞きますが、なぜそんなに必要なの?という一部をご紹介しました。
タンパク質は一番目に大切な栄養素。
寿命とも関連してくるので、意識して楽しく摂っていきたいですね。
次回は、「全然足りない?!食べているタンパク質の計り方【超簡単】」について、お伝えします。
P.S.)
当店で販売しているクロレラには、タンパク質の元となるアミノ酸が60%入っています。
お客さまには「飲んでいると調子良いのよー」と言っていただけるのですが、食事で補ない時には、食卓に1瓶あると便利ですね。
今日も、良い日でありますように♪