それも冷えの原因?!
カラダぽかぽかへ5つの視点
こんにちは!村田です。
寒い季節になると、手足が冷えて眠れない…なんてことありませんか?
「夏でも冷房で冷えがつらい…」という方もいるかもしれません。
冷えは体の不調のサイン。しかもその原因は一つではありません。
漢方では、冷えを解消するために「血の巡り」や「栄養状態」を
整えることが鍵だと考えます。
今日は、冷えを改善するための、意外な5つの視点と、
日々の食事でどうサポートするかをお伝えします。
こんな方におすすめの記事です!
この記事を書いた人
つむぎ漢方薬局 管理薬剤師
村田 明美
のべ約35,000人以上を服薬指導。まるで昔からの友達のような親しみやすい接客と、かかりつけ医のような安心感を与えるカウンセリングを心がけています。
- 日本東洋医学会/日本漢方協会 所属
- 昭和薬科大学生涯学習講師
このブログは、火曜・日曜に更新中です🎵
身体がポカポカになる5つの視点
あなたは、自分の身体が冷える原因、わかりますか?
結論から言うと、5つに集約できます。
1)鉄分不足
2)赤血球の大きさ
3)血管のしなやかさ
4)タンパク質不足
5)血流たっぷり
では、具体的にみていきましょう。
1)鉄分不足
「鉄分不足」なんてよく聞きますが、これが冷えとどう関係あるの?
と思う方も多いはず。
じつは鉄分は、血液が酸素を運ぶときに大事な役割を担っています。
鉄が足りないと、血液が全身を温める力が弱まり、
特に手足の末端が冷えてしまうのです。
日々の食事で鉄分を補うには?
これ言うと、「無理――!」といわれることが多いのですが
一番のおすすめは、やはりレバーです。
基本的に動物性の食材は、吸収率の点でおすすめ。
牡蠣(オイスター)も、鉄をはじめとするミネラルが豊富な食材です。
また、ほうれん草のおひたしにレモンを絞ると、鉄分の吸収率がアップします。
鉄分にビタミンCを加えると、鉄の吸収がよくなります。
「血液を元気にする」というイメージを思い浮かべて、
鉄分豊富な食材を取り入れてみてください。
「レバーや牡蠣を食べるのは苦手」という人も多いはず。
そんな人には、自然の恵みからつくられたサプリメントもお勧めです。
2)赤血球の大きさ
血液検査で「赤血球が少し大きいですね」と言われたことがある方は
なかなかいないかもしれないのですが、これ、意外と要注意です。
ビタミンB12と葉酸が不足している可能性があるサイン。
これは、血液検査で「MCV」という項目の値を見て、判断されることがあります。
MCVとは、赤血球の大きさを表す指標です。
MCVが基準値より大きいということは、
赤血球の大きさが大きいということになります。
身体中をめぐっている毛細血管は、髪の毛より細いのですが
大きめの赤血球は細い血管に入り込めず、
酸素や熱を隅々まで届ける力が弱まり、冷えの原因にもなるのです。
基準値以内でも、MCVが大きめの人は、食生活を見直してみることをお勧めしています。
おすすめの食材は?
ビタミンB12なら、牡蠣やしじみ。
葉酸なら、あおさやのりを意識的に摂るのがおすすめです。
ベジタリアンの人は、ビタミンB12が不足しがちなので
サプリメントから摂っている人もいると思うのですが、
わたしのおすすめは、筑後株クロレラです。
なぜなら、、必須アミノ酸、食物繊維も同時効率よくに取れてしまうから。
一般的にクロレラは栄養素の吸収効率がよくないのですが、こちらは80%以上も吸収されます。
いずれにしても、即効性はないので、日々の積み重ねが大切ですね。
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3)血管のしなやかさ
冷えが気になる方は、温かい血液を運ぶ「血管」がしなやかに働いているか、
これも冷え改善のカギです。
血糖値が上がりやすい食事が多かったり、カルシウムが不足していると
血管の壁が年齢とともに硬くなってきます。
まるで劣化したゴムホースのように、しなやかさが失われていくのです。
すると、体の隅々まで温かさが届きづらくなってしまいますので
血管を広げていくことで、血流がスムーズに流れやすくなります。
血管を広げる、ちょっとした工夫をしていきましょう。
血流を良くする食事
いわゆるスパイス、香辛料は血管を広げてくれる代表的な食材です。
生姜や唐辛子を使ったスープや炒め物に挑戦してみてください。
例えば、生姜と蜂蜜を加えたホットレモンティーを
一杯飲むだけでも、手足がぽかぽかしてくるかもしれません。
漢方薬では、お薬のシナモン=漢方では「桂皮(けいひ)」をつかいます。
煎じ薬では、毎日2gほどの量をつかうので、
シナモンを振りかけるのは風味づけ程度とはなりますが
医食同源を体感してください!
また、カルシウムパラドックスといって、カルシウムが不足している人も
骨からカルシウムが溶け出して、血管に沈着していくこともあるのです。
すると、血管が硬くなってきてしまいます。
骨のためだけでなく、全身の機能を整えるためにもカルシウムは必要だったのです。
4)タンパク質不足も冷え性の意外な原因
ダイエットや忙しさで食事を軽く済ませると、
体を動かすエネルギーの元であるタンパク質が不足しがちです。
「何だか最近疲れやすい…」と感じたら、
それは冷えだけでなく、体全体の基礎代謝が落ちている
サインかもしれません。
タンパク質は、鉄分の運び屋さんでもあります。
つまり、鉄分が足りていても、運び屋さんのタンパク質が不足したら、巡らないのです。
鉄分は足りている人も、タンパク質の摂取量を見直してみてくださいね。
タンパク質を美味しく摂るには?
「タンパク質、不足しているかも」という人で、がっつり料理は苦手かもな人は、
朝食に卵かけご飯+納豆
昼食に鶏肉の照り焼き、
夜には豆腐とわかめの味噌汁をプラスするなど
簡単に、無理なく取り入れられる工夫を。
特に豆腐や納豆などの大豆製品は、
女性にとって心強い味方です。
個人的には、半熟卵や温泉卵がおすすめです。
消化によく、効率的にタンパク質をはじめとする栄養素が補えます。
5)血液ドロドロ?「さらさら血液」を目指そう
赤血球がくっついて血流が悪くなると、
まるで川がせき止められたように全身に温かさが行き渡らなくなります。
漢方では、血液が滞りがちな体質を
「瘀血(おけつ)」といいます。
「身に覚えのない青あざがよくできる」という人は
典型的な瘀血体質かもしれません。
さらさら血液を目指す食材
青魚(イワシやサバ)に含まれるオメガ3脂肪酸が、
血液をさらさらにしてくれる救世主。
体内でつくることができないから、定期的に青魚は食べたいですね。
さらに、クルミ、アーモンド、カシューナッツなどのナッツ類を
日常の料理に加えてみましょう。
毎日、片手でにぎる程度の量であれば、食べ過ぎにはなりません。
いつものサラダやスープにパラッと足すだけで、
効果が期待できます。
冷え改善は、日々の小さな選択から
冷えのご相談は、多いのですが「温めても治りません」という人には、
意外な原因がいくつか隠れていたりします。
女性の場合、冷えているからといって必ずしも異常とはいえませんが
どこかに体調不良を抱えている方は、冷えを解消することで、
免疫力が高まり、肌の調子も良くなり、
毎日がぐっと過ごしやすくなるかもしれません!
「冬は靴下がないと寝られなかったのが、改善しました!」
という声もいただきます。
快適ライフを目指して、一緒に原因を考えてみませんか?
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