寝不足が脳に与える影響とは…
村田です、
昨日
「ここ一週間くらい、急に眠れなくて、、」
というお問合せをいただきました。
眠れないことが
注意力が散漫になるということだけでなく
脳に大きな影響を与えていることが
アメリカの大学研究で明かになっているので
少しご紹介しますね。
眠れない状態を一晩体験してもらい
ミスが起こる確率を調べたところ、
きちんと眠れた状態と比べて
2倍の確率でミスが起こる
という結果がでました。
130人ほどの規模で実験し、
一方のグループでは普通に睡眠してもらい、
もう一方のグループでは、
徹夜してもらって、、
その前後で認知機能を検査。
睡眠不足のグループでは
睡眠不足前のミスは15%だったのに対し、
翌日は30%のミスが起こったというものです。
普通に睡眠したグループは
睡眠前後でミス率は15%と変わりません。
ここで面白いと思ったことは、、
この実験では
複数の作業をする時の
ミス率を調べてるのですが
作業を強制的に「一旦中断」させた後で
どう変わるか、みている点です。
つまり、、、
本人にとって
「想定外の出来事」がおこったときに
正しい判断ができなくなる。
ということ。
たった一晩だけでも
その傾向は顕著だったということは、、、
睡眠不足が続いている状態ですと
不測の事態が起こったときに
正しい判断、
いつもだったら起こさないミスを
起こしがちということにも
つながるのだなーと思いました。
「寝不足だから、ボーっとしてるんだな」
ということを自覚するだけではなく、
自分にとって「やばい!」「なんで!?」
という出来事が起こったときに
通常ではやらかさない
ミスや判断をしてしまう可能性が増える
ということが、あるかもしれません。
睡眠不足の人が周りにいる方は
そんなことも念頭においておけると
よいですね。
漢方では、
睡眠不足は
「気血両虚(きけつりょうきょ)」という
気と血が両方とも不足している状態です。
西洋医学では
微量ミネラル不足、
過剰に活性酸素がたまった状態
と、考えられます。
しつこい睡眠不足の方には
体質にあった漢方薬の併用で
1週間~3ヶ月という
短期的で良くなったという
声もいただくので
「よかったー」と心から安心します。
気になる方は
まずは3ヶ月、お試しください(*’▽’)
では、また。