皮膚疾患・アトピー

子どものアトピーは、免疫力調整がカギ

薬で治らない子どものアトピーは、免疫力調整がカギ

【特徴】
アトピー性皮膚炎とは、皮膚に特有の痒みと湿疹が慢性に経過する皮膚炎。真の原因はいろいろと改名されつつあるが、明確な原因は解明されていません。
季節的に増悪、軽快を繰り返していて、いろいろな治療を行っても簡単には治らない湿疹がアトピー性皮膚炎です。左右対称に症状がでてくるのも特徴のひとつ。

よくなったと思うと悪くなる、再発を繰り返す方も多いです。
再発の原因は、住環境の変化、食べ物、ストレスの増加と運動の減少といった生活環境や習慣がかかわってきますが、一概に当てはまるものでもありません。

自分では気づかないうちに何気なく繰り返している作業や、思う癖などが過剰なストレスとなっていることも。それらを一つ一つ、取り除いきましょう。

【アドバイス】
アトピー性皮膚炎の方は、腸管の環境が悪いために免疫異常を起こしていることが考えられています。漢方では、消化吸収機能と免疫機能を改善する作用、血流改善と便通の改善を目指します。腸管の環境を良くして免疫異常を改善することが、アトピー性皮膚炎の体質を改善すると考えます。

【お勧めの漢方薬】
黄耆(おうぎ)、人参(にんじん)、白朮(びゃくじゅつ)、当帰(とうき)、陳皮(ちんぴ)、大棗(たいそう)、炙甘草(しゃかんぞう)、柴胡(さいこ)、升麻(しょうま)、乾姜(かんきょう)


中学生までの子どもの場合、こういった免疫を整える漢方薬を使うことで治っていきます。
思春期以降に発病された方や、幼児期から引き続いて治らないアトピー性皮膚炎の場合、血流を改善する漢方薬が必要になることが多いです。

ステロイド軟こうは、病院で処方されている方は必要以上に怖がることなく、指示通り適量につかうことでかき壊しを防ぐことができます。
表面の炎症でおこる痒みはステロイド軟こうで抑え、体の中からの体質改善を漢方薬で同時に行うということが無理なく治療をすすめていくポイントと考えます。

体質改善の漢方薬で、アトピーが再発しにくいカラダづくりを目指します。

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