妊活・不妊・不育

生理痛と冷えを改善して、妊娠体質へ

血流と冷えを改善する妊娠しやすいカラダづくり

【特徴】
 生理の始まる直前から、生理後1~2日目にかけて生理痛、腰痛、頭痛、悪心、嘔吐といった不快な症状が現れるあなた。
 原因には、子宮筋腫や子宮内膜症のほか、骨盤内の炎症や生理出血の流出障害なども考えられます。子宮発育不全や応対ホルモンの分泌不全などが原因のことも。
 生理痛は、主に子宮周囲の血流障害による子宮筋肉の痙攣と考えられます。

 漢方薬では、当帰(とうき)、川芎(せんきゅう)など血流をよくする活血薬に筋肉の痙攣を緩める作用のある芍薬(しゃくやく)、甘草(かんぞう)などを配合して治療します。


【アドバイス】
 生理痛が辛いからと、安易に鎮痛剤を使いすぎていませんか?鎮痛剤は、痛みを止めると同時にカラダを冷やす作用があります。冷えの悪循環を断ち切るカラダをつくっていくことが大切です。
 冷たいものや果物類、砂糖の入ったお菓子などは控えてください。カラダに水分を溜めこんで冷えの原因をつくりやすくなります。
 足湯もおすすめ。お風呂に入る前に、服を着たまま足だけ湯舟に15分くらい浸かるとよいでしょう。
 

【お薦めの漢方薬】

当帰(とうき)、川芎(せんきゅう)、熟地黄(じゅくじおう)、白朮(びゃくじゅつ)、茯苓(ぶくりょう)、陳皮(ちんぴ)、烏薬(うやく)、香附子(こうぶし)、牡丹皮(ぼたんぴ)、益母草(やくもそう)、大棗(たいそう)、乾姜(かんきょう)、甘草(かんぞう)、芍薬(しゃくやく)、桃仁(とうにん)、紅花(こうか)、牛膝(ごしつ)、枳実(きじつ)、木香(もっこう)、延胡索(えんごさく)、桂皮(けいひ)

効能:
1)当帰・川芎・芍薬・熟地黄 ・・・ 内分泌、自律神経の変調を治す。生理不順を改善。
2)桃仁・牡丹皮・紅花・益母草・牛膝 ・・・ 血流改善作用があり、過少の月経を改善。
3)当帰・川芎・桂皮・乾姜 ・・・ 体の中から温める作用により、表面と体内を温める。生理周期が遅れるものを改善。
4)延胡索・木香・烏薬 ・・・ 腹痛・生理痛を治す鎮痛作用がある。
5)烏薬・香附子・枳実・陳皮 ・・・ 精神的ストレス、気の巡りを改善。


*血分を増やす処方をベースとして、血行を改善してカラダを温める薬、鎮痛薬、気の巡りやストレスを改善する薬、胃薬などが配合された処方で、生理痛のある方の不妊治療薬として用いられる。

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